不動産用語集(た行)

住み替えは多くの方々にとって初めての経験でしょう。
不安なことや分からないことがたくさんあるかと思います。
ここでは、住み替えの際に知っていると便利だったり、心強かったりする用語をまとめてみました。
これら以外にもご不明のことがございましたら、お気軽に弊社担当スタッフまでお問い合わせ下さい。


あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行

【第1種・第2種住居地域】

都市の土地利用計画の一つで、建築基準法によって建築できる建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、日影等について制限する地域のこと。周辺環境を知る目安ともなる。平成4年に法律が改正され、用途地域はそれまでの8種類から「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」の12種類になった。

【第1種・第2種中高層住居専用地域】

都市の土地利用計画の一つで、建築基準法によって建築できる建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、日影等について制限する地域のこと。周辺環境を知る目安ともなる。平成4年に法律が改正され、用途地域はそれまでの8種類から「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」の12種類になった。

【第1種・第2種低層住居専用地域】

都市の土地利用計画の一つで、建築基準法によって建築できる建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、日影等について制限する地域のこと。周辺環境を知る目安ともなる。平成4年に法律が改正され、用途地域はそれまでの8種類から「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」の12種類になった。

【耐火構造】

建築基準法で定められた耐火性能を備えた構造のこと。鉄筋コンクリート造、レンガ造などが相当する。

【大黒柱(だいこくばしら)】
わが国の伝統的な木造建築物で、最も重要な役割を担う通し柱のこと。家の中央にあり、最初に立てる。一般的にその建築物の中で、もっとも断面が大きい柱。

【耐震構造】

地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造のこと。

【耐震ラッチ】

地震の際、扉が開いて中の物が飛び出さないように工夫された掛け金のこと。キッチンの吊り戸棚などに付けられる。

【対面式キッチン】

キッチンとLD(リビング・ダイニング)を区切る壁に、幅1.5〜2m、高さ1m程度の窓をあけたタイプを、カウンターキッチンまたは対面式キッチンと呼ぶ。キッチンで家事をしながら、LDの様子に目を配ったり、LDにいる家族や来客と会話ができる。

【代理】

宅建業者が宅地建物の取引を行う場合の立場を示したもの。売主から代理権を得た不動産会社が売主に代わって販売する。原則として仲介手数料は不要だが、売主と代理人の契約による。

【代理受領】

ローンの申込人に代わって、売主等が金融機関から直接、融資金を受け取ること。住宅ローンでは、事前に抵当権の登記が必要となるため、売主が代金の清算を確実なものにするために、この方法をとる。

【耐力壁】

建築物に対して地震による水平方向の力や重み、風圧力がかかった場合に建築物を支えるように設計された壁のこと。耐力壁は住宅のリフォーム時でも撤去できない。

【タウンハウス】

低層の連棟式住宅で、敷地は各住戸の専有面積の割合による共有となっているもの。

【ダウンライト】

天井に埋め込んだ小型照明のこと。比較的小さな光源で、直接、下方を照らす。玄関や廊下の天井に使ったり、リビングを効果的に演出する補助照明として使われる。

【高さ制限】

建築基準法で、ある地区や地域の建築物の高さの最高限度を定めること。「絶対的高さ制限」「斜線制限」「日影による中高層建築物の高さ制限」等がある。

【高窓】

天井近くなど壁の高いところに設けられた明かり取り用の窓。天井高が3m以上あるような部屋や吹抜け部分に付けられることが多い。開閉できない場所は、はめ殺し窓になることが普通だったが、最近はリモコン等で開閉操作できる窓も増えてきた。

【多機能シャワー 】

打たせ湯や霧状、湯水の流れるパターンを変えるなど、さまざまな機能を備えたシャワーのこと。

【宅地建物取引業】

宅地または建物の(1)売買・交換、(2)売買・交換・貸借の代理、(3)売買・交換・貸借の媒介を、業として(不特定多数を相手に、反復継続して)行うこと。宅地建物取引業の免許を受けて営む者を「宅地建物取引業者」、略して「宅建業者」という。宅建業者には国土交通大臣の免許を受けた者と都道府県知事の免許を受けた者がいる。

【宅地建物取引主任者】

宅地建物取引主任者証の交付を受けた者のこと。都道府県知事の行う宅地建物取引主任者資格試験に合格し、都道府県知事の登録を受けたうえで、宅地建物取引主任者証を交付してもらう。宅地建物取引主任者は不動産取引の際に、宅地建物取引主任者証を提示して、取引の当事者に重要事項を説明し、重要事項説明書の内容確認、記名・押印を行う。

【ダクト】

冷暖房した空気や、換気した空気を送る管路・風道のこと。

【宅配ボックス】

分譲マンションに採用される設備の一つ。「宅配ロッカー」ともいう。宅配業者が宅配便を届けにきた際、届け先の居住者が留守だった場合に、マンションに設置してある宅配ボックスに荷物を入れ、施錠する。代わりに出てきた保管を示すレシートを受け取り、受領印の代わりに持ち帰る。留守宅には、宅配ボックスに荷物を預けたことを知らせる紙やロッカーの鍵などを入れておき、取り出してもらう仕組み。

【ダストシュート】

マンション等の各階にある捨て口からゴミを捨て、最下階や地下にある集積所にゴミを集める縦穴状の設備のこと。

【三和土(たたき)】

玄関から土足で入ってこられる土間の部分。もともとは、花崗岩(かこうがん)等が風化してできた土に石灰や水を混ぜて練った「叩き土」で作った。

【畳】

わらを糸で刺し固めた床(とこ)に、陰干ししたいぐさで編んだ畳表(たたみおもて)を付けて、家の床に敷く建材のこと。畳表は裏返して2回使うことができる。しかし、最近では、社会情勢の変化や新しい建築工法に対応するため、フォームポリエスチレンやインシュレーションボードが使われるようになり、わら床は少なくなっている。地域によって畳の大きさは異なる。マンションや団地の畳のサイズは、物件によって異なることも少なくない。主な畳の大きさは下の表のとおり。

【建売住宅】

不動産会社が住宅を建て、土地とセットで販売するもの。契約してから建てる注文住宅のように、建築工法や間取り、設備や仕様を選べないが、工事の初期段階であれば、ある程度の変更ができる場合もある。

【建売住宅購入融資】

長期かつ低利の住宅建設・購入の資金を国民に融資するため、昭和25年に設立された公的金融機関。住宅金融公庫による融資を通称「公庫融資」という。公庫融資の特徴として、(1)金利が低く、固定型、(2)返済期間が長い、(3)政策金融なので民間ローンにはない条件、手続きがある、(4)融資対象の住宅に制限があり、審査もある、(5)融資額は住宅の価格だけでなく、規模や所在地によって算定される、等がある。住宅を建設・購入するための融資以外にも、住宅の増改築・補修をする場合も融資の対象としている。

【建具】

扉やふすま、障子、窓など建築物の開口部に取り付ける設備の総称。

【建物面積】

建物の延べ床面積のこと。2階建ての場合は、1階の床面積と2階の床面積の合計。バルコニーの面積は含まない。マンションの場合、建築基準法上では壁心(へきしん)計算、登記簿上では内法(うちのり)計算で建物面積を算定する。

【ダブルシンク】

キッチンに大小2つのシンクがあること。大きなシンクの方で食器や鍋類を洗い、小さなシンクの方で野菜の下ごしらえをしたり、洗った野菜や食器の水を切ったり、というように使い分ける。

【ダブルボウル】

洗面ボウル(洗面台で水や湯をためる部分)が2つ並んでいるもの。洗面室の使用が集中する朝には2人が同時に使えて便利。

【溜桝(ためます)】

屋外にある排水管が合流したり屈曲する場所などに、適当な間隔ごとに設けた桝のこと。水に混入した土砂や固形物をここでため、後で掃除をしやすくする。

【段落ちコンロ】

シンクや調理台から10〜15cm低くしたコンロのこと。中華鍋や深い鍋で調理する時に、コンロが低い分、ちょうど使いやすい高さになる。

【段階金利】

住宅金融公庫融資で、借入金の利率が当初10年間と11年目以降の2段階に設定されていること。平成9年度から11年目以降の金利の下限が設けられ、4.0%となった。また、平成10年秋より、年金住宅融資にも一部段階金利制が導入された。

【短期プライムレート】

金融機関の短期貸し出しの標準金利のこと。「短プラ」と略称される。従来は公定歩合に連動していたが、金融の自由化に伴い、現在では市場金利に弾力的に連動させる新短期プライムレートが導入されている。

【団体信用生命保険】

住宅ローンを借り入れる人が加入する生命保険のこと。「団信保険」の略称で呼ばれる。万一、借り入れた本人が死亡あるいは高度障害になった場合、生命保険会社から支払われる保険金をローンの残債返済に充てる。公庫融資の場合、加入の義務はないが、融資利用者のほとんどが団信保険に加入し、保険料を毎年支払う。民間融資の場合は、団信保険への加入が貸し付けの条件となっている。ただし、金利に団信保険の保険料が含まれているため、改めて保険料を払わなくていい。

【断熱材】

グラスウールやロックウールなど、室内の保温や遮熱のために壁の中に入れる下地材のこと。室内の気密性が高まることから省エネになり、結露防止の効果もある。

【担保抹消ローン】

(1)住宅を買い換える時、売却と購入のタイミングをうまく合わせるために、売却までのつなぎを援助する住宅ローンのこと。
(2)持ち家を売却しても、借りていたローンの残債が売却価格を上回り、ローンを返せない「担保割れ」が生じた時に、担保割れ分を補う担保抹消ローンのこと。

【地域地区】

都市計画区域内で、住居、商業、工業、その他の建築物の用途、密度などを適正に配分したり、法律または条例で必要な土地利用の制限を定める地域・地区・街区のこと。具体的には「用途地域」、その他の地域地区(「特別用途地区」「高度地区」「高度利用地区」「特定街区」「防火地域」「準防火地域」「美観地区」「風致地区」など)がある。

【地役権(ちえきけん)】

他人の土地(承役地)を自分の土地(要役地)の一定の都合や利益のために支配する物権のこと。具体的には、水を引いたり、通行したり、眺望や日照の確保のために家を建てさせなかったりするのは地役権の一つ。

【地下室】

建築基準法では、天井までの高さの3分の1以上が平均地盤面より下にある部屋のこと。地上階の延べ床面積の半分までの地下室なら、その面積は容積率算出の延べ床面積に算入されない。地下室は、趣味を楽しむ部屋や収納スペースにしたり、年間を通じて温度差が小さいことを利用して、食品や酒類の貯蔵庫として使える。

【地区計画】

各地区にふさわしい良好な環境の市街地を作るため、整備・開発・保全など土地利用をコントロールする制度。この区域内で建築物を建築したり、土地の区画の形質を変える時には、市町村長への届け出が必要。

【地上権】

借地権の一つで、他人の所有する土地を使用する権利のこと。地主との契約で設定され、登記や譲渡、転貸することができる。

【チムニー】

煙突のこと。暖炉のための煙突ではなく、洋風住宅の外観のアクセントとするため、形だけのチムニーを取り付けることがある。

【地目(ちもく)】

土地の現況と利用状況による区分のこと。田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、雑種地の21種類に区分されている。登記簿上の地目と、実際の土地の利用状況が必ずしも一致しているとは限らない。

【仲介】

不動産の取引で、売主と買主の間に立って両者の契約を成立させること。「媒介」ともいう。

【中間金(ちゅうかんきん)】

土地や建物の売買契約を結び、手付金を支払った後、最終決済までの間に支払う金銭のこと。

【中間金利】

住宅金融公庫融資に適用される金利のうちで、基準金利と大型金利の中間の金利のこと。主に中古住宅を購入する際に、この金利が適用になる。

【中古住宅物件概要書・中古住宅調査判定書】

建築後の年数が経った中古住宅について、公庫の定める基準に適合し、融資対象となるか、公庫融資調査技術者が調査し、その結果が記されたもの。公庫のリ・ユース住宅融資を申し込む際には、これを金融機関に提出しなくてはならない。平成12年10月1日に公庫の中古住宅に対する融資条件が拡充されてその書式が変更され、平成12年9月30日までは「中古住宅物件概要書」、10月1日以降は「中古住宅調査判定書」となっている。

【駐輪場】

自転車を保管する場所のこと。マンションの場合、全戸数分の収容力がないと不法駐輪が多くなる。機械式駐輪設備を設置して、1住戸に2台分を確保しているマンションも多い。

【長期修繕計画】

10年後、20年後を見据えて、マンションを定期的に修繕する計画のこと。住宅の寿命を延ばし、快適に暮らすためには、築10年前後、築20年前後をめどに外壁を塗り替えるなど、大規模な修繕が必要となる。公庫付きマンションでは、20年以上の長期修繕計画の作成や、一定額以上の修繕積立金の徴収が条件となっている。

【長期プライムレート】

貸出期間1年以上で、設備資金や長期運転資金など、長期資金の貸し出しに適用される最優遇金利のこと。「長プラ」と略称される。優良企業に適用される金利。

【賃借権】

賃貸借契約に基づく賃借人の権利のこと。賃借権は、賃貸人の承諾がないと譲渡したり転貸できない。



【ツーウェイ】

両面通行の、2方向通行のという意味。例えば「ツーウェイキッチン」という場合、キッチンへの出入り口が2カ所あり、リビング・ダイニングへだけでなく、洗面室へも出入りできるようになっている。炊事をしながら洗濯できるなど家事動線が短くて効率的。

【ツーバイフォー工法(2×4工法)】

北米で生まれた建築工法で、「枠組壁工法」ともいう。躯体を構成する時に、厚さ2インチ×幅4インチの断面の部材を多く使うことから、ツーバイフォー工法(2×4工法)と呼ばれる。軸組工法が躯体を柱や梁で支えるのに対して、ツーバイフォー工法は床や壁、天井といった「面」で躯体を支えるのが特徴。柱のない広い空間が確保でき、耐久性、耐震性に優れ、断熱性も高い。施工が簡単で、工期も比較的短い。

【突き板】

木材を薄くそいだ板のこと。主に良質な木材を原材料とし、内装用に合板などに接着して使われる。

【つくばい】

和風の庭に置かれる石の手水鉢(ちょうずばち)のこと。

【つくば方式】

いわば定期借地権とコーポラティブ方式を組み合わせた住まいの造り方のこと。初めて事業化されたのが茨城県つくば市だったので、この名で呼ばれる。まず、地主から「建物譲渡特約付き借地権」で土地を借り、スケルトン(骨組み)部分は、100年ほどもつような耐久性の高いマンションを建築し、当初30年は地代を払う。インフィル(内装)は入居者の希望どおりに仕上げられる。31年目以降は、地主が建物譲渡特約を実行することで借地権が消滅し、地主が建物を買い取る。入居者は、買い取ってもらった費用を得てマンションを退去してもいいし、通常よりかなり安い家賃で住み続けることもできる。61年目以降は、一般の賃貸住宅と同じ家賃水準になる。通常の定期借地権付き住宅だと、原則50年の契約期間が過ぎれば建物を壊し、更地にして地主に返す。建物を使い捨てることになり、契約終了間際になると建物の修繕意欲が弱まってスラム化する心配もある。また、賃貸住宅に住み替えると、高い家賃を払わなくてはならない。その点、つくば方式は、建物を使い捨てることなく、家賃を払い続ける限り住宅に住み続けられ、しかも31年目から60年目の間は住居費を抑えることができる。建物自体の住宅性能が高く、間取りを自由にできるメリットも大きい。

【付け柱】

構造上は必要ではないが、デザイン上の観点から取り付けた柱のこと。石造りやレンガ造りの壁面に付けられた柱や、ツーバイフォー住宅の和室に設けられた柱も付け柱。

【つなぎ融資】

住宅の購入において、決済から、実際に住宅ローンの資金を受け取るまでの短期間だけ借り入れる融資のこと。つなぎ融資が必要になる理由は、ローンを組む時には住宅の登記をしていないと抵当権を設定できないのに、実際に住宅の登記ができるのは、受け取った融資で残金決済をして物件の引き渡しを受けた後になるため(次図参照)。このような資金確保のタイミングのずれを解消し、売買をスムーズに行うための融資がつなぎ融資。残金を決済する前に入居させてもらう「先行入居」や、所有権の移転・抵当権の設定・ローンの実行を同時にしてしまう「同時決済」を行うなら、つなぎ融資を利用せずにすむ。